人の心の葛藤(時事ネタから)
こんにちは、ひらたんです。朝夕はだいぶ寒くなってきましたね。今日は時事ネタからヒプノセラピーに関して感じたことを書きます。(今日は結構長いです。)
韓国のあるラップミュージシャンの曲が世界的にヒットしているらしいですが、日本でさっぱりだそうで。これについて、韓国では深い疑念の声、怒りがあがっているとのこと。領土問題が原因では?という憶測もあるらしいですが。(と、ネットのニュースに書いてありました。ウソかホントかわかりません。)
私個人としては、領土問題云々でなくて、フツーにこの曲に魅力を感じませんでした。
動画がYouTubeでランキングトップらしいですが、私にとってその動画は、太ったおじさんがダンスを踊っている、わけのわからない英語らしきことを言っている(まあそもそもラップって何を言ってるかよくわからないものだから、当たり前なんですが)、で、良い感覚を得られない内容でした。(これはあくまで私の好みです)
私は最近、ボーカロイド系(初音ミクちゃんとか)が好きなので、ちょっとこの曲は好みには合いませんでした。私はどうやら、人間離れしたきれいなお姉さん、お兄さんが、これまた人間離れしたような声質で歌っているものに好感を感じるらしいです。(もともとアニメ好きだから、かもね。)
ここでちょっとこの韓国のラップ曲ヒットを例に、人の心の葛藤を考えてみたいと思います。
この曲について、みんな様々な反応があると思います。とてもざっくりと反応を整理してみると、以下の4パターンかと。
(A)好感を持つ
面白い、ノリがいい、楽しい、好きだ。
(B)嫌悪感を持つ
曲にも歌声にも、ミュージシャンにも魅力を感じない、嫌いだ。
(C)無関心
好きとも嫌いとも、どちらともいえない、どっちでもいい。
(D)知識なし
このミュージシャンもこの曲もしらない。(無関心とは違います、知らないだけ)
さて、この(A)~(D)までの4パターンが発生することは、日常生活の中でもよくあると思います。ある事象について、一般的には人はこの4パターンを基本として判断していると思います。
ただし、(B)+(C)のような微妙な状況はよくあると思います。つまり「なんとなく好きじゃないけど、まあ別にどっちでもいい。」みたいな。
また(C)+(D)もよくあるパターンかも。「ああ、なんか聞いたことあるけど、よくわからないや。別にどうでもいいんじゃない?」など。
さらに(A)+(B)もありかと。「あの太ったおじさんのダンスは面白い、でも曲はいただけないな・・・。」とか。
で、この韓国のラップ曲ヒットについての一般的な人たちは、この(A)~(D)のどの反応をしても別に問題はないと思います。どんな曲を好んで聴こうが、本人の勝手ですからね。だから、例えば韓国の人たちが「なんで日本ではこの韓国のミュージシャンの曲がヒットしないんだ!日本人はおかしい!」と言われても「大きなお世話」と言うしかなくて、それはそれで問題ないかと思います。
では、以下のような立場の人を考えてみましょう。あなたがこのような立場の人だったらどうしますか?
【立場1】
この韓国のミュージシャンの曲を売り込まねばならない音楽系会社の担当者
もしこの担当者が上記(A)の人だったら、いろいろとがんばって売り込むための仕事をするでしょう。このミュージシャンの素晴らしさをみんなにも知ってもらいたい!と思い、意欲的に活動するでしょう。本人の気持ちと仕事の目標が一致していて問題ないですね。
もしこの担当者が(D)だったら、いろいろと調べて(YouTubeなどで動画を見て)知識を得て、その上で売り込み方を考えればいいのです。これも問題ないと思います。
もしこの担当者が(C)だったら・・・ちょっと問題かも。この担当者が音楽全般に関して(C)なら、この担当者は仕事も会社も合っていません。転職をおすすめします。そして、あるジャンルの音楽についてだけ(C)なら、例えば『演歌系は大得意だ。あれは日本の心だ。ただし最近のラップ系はちょっと・・・関心がないな。』のような担当者です。この人はラップ系以外のジャンルの仕事、演歌系の仕事ならうまくいくかもしれませんが、会社の人事はそうは簡単には動きません。我慢してつらい仕事をしなければなりませんね。いつか、別の部署に異動することを夢見ながら・・・。
一番の問題はこの担当者が(B)だった場合だと思われます。上司から「わが社の売り上げを上げるため、とにかくこのミュージシャンとこの曲を売り込むんだ!日本のヒットチャートで1位を取らせるんだ!」と言われるけど、自分では『この太ったおかしなダンスをするミュージシャンも、わけのわからない曲も売れるとは思えない。自分はこのミュージシャンも曲も嫌いだ、きっと日本のみんなが同じように感じているだろう・・・。いくら仕事だってこれはダメだと思う・・・。』と思っていたらどうでしょう?仕事をするのがつらくなりますよね。
【立場2】
この韓国のミュージシャンの曲がとても大好きで、一緒にファンになってもらいたい、という友人がいる人
もしこの人が上記(A)だったら、友人と一緒に盛り上がるでしょう。来日コンサートなどがあったら、2人で見に行けばいいのです。とても楽しい日々を送れるでしょう。問題ありません。
もしこの人が(D)だったら、友人にいろいろと教えてもらって、時間があるときにYouTubeなどで動画を見てみればいいのです。ただし、この人が忙しいときに何度も親友から「あの曲のYouTube見た!?」とか言われると、ちょっと面倒ですけどね。
もしこの人が(C)だったら・・・やはりやや問題かも。友人にはっきりと「私はこうゆうのは興味ないの。」と言うことができればいいのですが、言えるか言えないかは、この友人との親密度合いにもよります。10年以上の付き合いがある親友ならはっきり言えるかもしれませんが、あまり親密ではない職場の人や近所の人などならどうでしょう。その場はとりあえず話を合わせておくかもしれませんが、何度もこのミュージシャンの話をされたり、ファンになろう、と言われるとうんざりですね。つらくなってきます。
一番の問題はやはり、この人が(B)だった場合です。
仲良くしたいと思っている職場の人、近所の人が、いつもいつも「このミュージシャンは素晴らしいの!あのダンスも最高!今度カラオケに行ってあの曲を歌おうよ!」とか「今度、来日コンサートがあって、もうあなたも席を取ったのよ、絶対に行こうね。」みたいに言われたらどうでしょう?(C)のような「私はこうゆうのはあまり興味ないので・・・。」みたいな言い訳をして、それで相手が引き下がってくれればいいのですが、はやり(C)と同様に何度も言われるとだんだんこの友人に嫌悪感を持ってくるでしょう。嫌ってはいけないと思いながらも・・・。本当につらくなってきますね。
【立場3】
自分のまわりの人、知り合い全員がこの韓国のミュージシャンの曲が大好き、という状況の人
言うまでもなく(A)なら問題ないでしょう。(D)ならまわりの誰かに教えてもらえばいいのです。
問題はやはり(C)と(B)ですね。ここで一番問題なのは、自分の意見がまわりと違うと自分は間違っているのではないか、悪いことをしているのではないかと思い込んでしまうこと。本来は、ミュージシャンや曲の好みは全く本人の自由だと思いますので(前にも書きました)、間違いとか悪いとかはないはずです。でもまわりの人に「お前にはこのミュージシャンの素晴らしさ、面白さがわからいの?おかしいんじゃない?」と言われることもあるかもしれません。みんなにこのようなことを言われたら、その人は「自分はおかしいかも・・・」とつらくなってしまうでしょう。
最初に書いた『韓国のあるラップミュージシャンの曲が世界的にヒットしているらしいですが、日本でさっぱりだそうで。これについて、韓国では深い疑念の声、怒りがあがっているとのこと。』の状況はまさにこれですね。
(ただし、この例にはネガティブな解決法があります。それは「洗脳」です。マスコミがやっているらしいのですが、周りから「この韓国のミュージシャンの曲は素晴らしいんだ!」と言われ続けていると、そのように感じるようになる、という解決法です。)
さてさて、このようなつらい(B)や(C)の立場の人にあなたがなってしまったらどうでしょうか?
(A)の意見に「洗脳」されたら楽になれるかもしれません。でもそれはその人にとっていいことなのでしょうか?洗脳が解けたらつらくなるかもしれません。また洗脳されなかったらどうでしょう?
アルケミカルヒプノセラピーでは、このようなことを解消するサポートができます。
催眠で潜在意識とアクセスしやすい状態にはいり、解決の手立てを自分で探ることができます。セラピストは、ある一定の意見を押し付けず、あくまでクライアントによりそう形で、潜在意識へアクセスする案内役をします。クライアントの真の気持ちを表現してもらうように導き、現実的なそのクライアントが納得のいく解決策を一緒に探ります。
例えば、【立場1】の(B)の担当者だったとしたら、催眠状態で上司から言われた仕事についてどう感じるか、怒りや悲しみなどがあったらそれを表現してもらい、自分としては本当はどうしたいのか、を探ります。例えば、この時に「上司にきちんとこの韓国ミュージシャンの曲は日本ではヒットしない、その理由は□□だから。今の日本では〇〇のようなミュージシャンが有望です。」というこの担当者の真の思いが出てくれば、それを催眠状態で上司が目の前にいるようなイメージを持ちながら、自分の口で実際に言ってもらうのです。すると、そこで上司と意見交換会が始まったりします。上司の話を聞いていると(もちろん、催眠下ですから上司の話も自分の口を通してでてくるのですが)自分では気が付かなかったことがわかる可能性もあります。たとえば上司もその上の会社トップから言われただけで、あの韓国ミュージシャンが売れるとは思っていない、とか。そのようになったらさらに、この状況にどう対応したらいいのか、上司と一緒に催眠下で考えることもできます。すると自然に上司に対しての憤りも収まってきます。
この方法はかなり効果があります。普通に考えると、イメージの世界の上司にそんなことを言っても何にもならない、本物の上司に言ったわけではないから。」と思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
人間は魂レベル、エネルギーレベルではみんなつながっています。それは一種の超能力とも言えるかもしれません。イメージの上司に意見を言うのは、その力を使って上司とコミュニケーションをとっていることになります。本物の上司に直接、反対意見をいうとどうしてもトラブルになりがちですが、この方法だとトラブルは起きません。(上司がかなりの超能力者で、こちらが思っていることを逐一わかるような人でない限り、ですが)
それどころか、上司も次第に「この韓国のミュージシャンより〇〇の方が、今の日本では売れるかも」と思い始める可能性があります。または、上司がそのように自覚しなくても、この音楽会社や会社全体がこの韓国のミュージシャンへの関心を失っていく、ような状況になる可能性もでてきます。いずれにしても全体が良い方向で解決へと動いていきます。
この催眠状態の魂のコミュニケーションは、よく言われている「イメージすればそのようになる」という力を利用したものとかなり似ています。「念ずれば花ひらく」のような感じです。そして、潜在意識の状態でイメージした方が、普通の顕在意識でイメージするより、格段に効果があがります。力が強いのです。
実際に私のところへは、親子関係、兄弟関係、職場関係などで、例にあげたような「自分の意見が言えなくてつらい」「どうしてもまわりに理解してもらえずに苦しんでいる」等の相談をよく受けます。このように場合によってはヒプノセラピーという解決方法、手段もあるのです。
今回はちょっと回りくどく、人がある事象についてどう感じるか、それが回りの意見と反していたらどうするか、についてまとめました。人がこれだけまわりにたくさんいるのだから、意見がそれぞれ違うのは当たり前です。「私はこう思うのだから他人が何と言おうと関係ない。」(法や道徳に問題なければ、ですが。)と気にしない人ならいいでしょうが、社会で生活しているとなかなかそう言い切れないところもでてきますね。ここであげた解決方法はヒプノセラピーだけですが、他にも様々なやり方があるでしょう。
でも一つ言えることは、最後は自分の意見に正直に対応する、ということでしょうね。
韓国のあるラップミュージシャンの曲が世界的にヒットしているらしいですが、日本でさっぱりだそうで。これについて、韓国では深い疑念の声、怒りがあがっているとのこと。領土問題が原因では?という憶測もあるらしいですが。(と、ネットのニュースに書いてありました。ウソかホントかわかりません。)
私個人としては、領土問題云々でなくて、フツーにこの曲に魅力を感じませんでした。
動画がYouTubeでランキングトップらしいですが、私にとってその動画は、太ったおじさんがダンスを踊っている、わけのわからない英語らしきことを言っている(まあそもそもラップって何を言ってるかよくわからないものだから、当たり前なんですが)、で、良い感覚を得られない内容でした。(これはあくまで私の好みです)
私は最近、ボーカロイド系(初音ミクちゃんとか)が好きなので、ちょっとこの曲は好みには合いませんでした。私はどうやら、人間離れしたきれいなお姉さん、お兄さんが、これまた人間離れしたような声質で歌っているものに好感を感じるらしいです。(もともとアニメ好きだから、かもね。)
ここでちょっとこの韓国のラップ曲ヒットを例に、人の心の葛藤を考えてみたいと思います。
この曲について、みんな様々な反応があると思います。とてもざっくりと反応を整理してみると、以下の4パターンかと。
(A)好感を持つ
面白い、ノリがいい、楽しい、好きだ。
(B)嫌悪感を持つ
曲にも歌声にも、ミュージシャンにも魅力を感じない、嫌いだ。
(C)無関心
好きとも嫌いとも、どちらともいえない、どっちでもいい。
(D)知識なし
このミュージシャンもこの曲もしらない。(無関心とは違います、知らないだけ)
さて、この(A)~(D)までの4パターンが発生することは、日常生活の中でもよくあると思います。ある事象について、一般的には人はこの4パターンを基本として判断していると思います。
ただし、(B)+(C)のような微妙な状況はよくあると思います。つまり「なんとなく好きじゃないけど、まあ別にどっちでもいい。」みたいな。
また(C)+(D)もよくあるパターンかも。「ああ、なんか聞いたことあるけど、よくわからないや。別にどうでもいいんじゃない?」など。
さらに(A)+(B)もありかと。「あの太ったおじさんのダンスは面白い、でも曲はいただけないな・・・。」とか。
で、この韓国のラップ曲ヒットについての一般的な人たちは、この(A)~(D)のどの反応をしても別に問題はないと思います。どんな曲を好んで聴こうが、本人の勝手ですからね。だから、例えば韓国の人たちが「なんで日本ではこの韓国のミュージシャンの曲がヒットしないんだ!日本人はおかしい!」と言われても「大きなお世話」と言うしかなくて、それはそれで問題ないかと思います。
では、以下のような立場の人を考えてみましょう。あなたがこのような立場の人だったらどうしますか?
【立場1】
この韓国のミュージシャンの曲を売り込まねばならない音楽系会社の担当者
もしこの担当者が上記(A)の人だったら、いろいろとがんばって売り込むための仕事をするでしょう。このミュージシャンの素晴らしさをみんなにも知ってもらいたい!と思い、意欲的に活動するでしょう。本人の気持ちと仕事の目標が一致していて問題ないですね。
もしこの担当者が(D)だったら、いろいろと調べて(YouTubeなどで動画を見て)知識を得て、その上で売り込み方を考えればいいのです。これも問題ないと思います。
もしこの担当者が(C)だったら・・・ちょっと問題かも。この担当者が音楽全般に関して(C)なら、この担当者は仕事も会社も合っていません。転職をおすすめします。そして、あるジャンルの音楽についてだけ(C)なら、例えば『演歌系は大得意だ。あれは日本の心だ。ただし最近のラップ系はちょっと・・・関心がないな。』のような担当者です。この人はラップ系以外のジャンルの仕事、演歌系の仕事ならうまくいくかもしれませんが、会社の人事はそうは簡単には動きません。我慢してつらい仕事をしなければなりませんね。いつか、別の部署に異動することを夢見ながら・・・。
一番の問題はこの担当者が(B)だった場合だと思われます。上司から「わが社の売り上げを上げるため、とにかくこのミュージシャンとこの曲を売り込むんだ!日本のヒットチャートで1位を取らせるんだ!」と言われるけど、自分では『この太ったおかしなダンスをするミュージシャンも、わけのわからない曲も売れるとは思えない。自分はこのミュージシャンも曲も嫌いだ、きっと日本のみんなが同じように感じているだろう・・・。いくら仕事だってこれはダメだと思う・・・。』と思っていたらどうでしょう?仕事をするのがつらくなりますよね。
【立場2】
この韓国のミュージシャンの曲がとても大好きで、一緒にファンになってもらいたい、という友人がいる人
もしこの人が上記(A)だったら、友人と一緒に盛り上がるでしょう。来日コンサートなどがあったら、2人で見に行けばいいのです。とても楽しい日々を送れるでしょう。問題ありません。
もしこの人が(D)だったら、友人にいろいろと教えてもらって、時間があるときにYouTubeなどで動画を見てみればいいのです。ただし、この人が忙しいときに何度も親友から「あの曲のYouTube見た!?」とか言われると、ちょっと面倒ですけどね。
もしこの人が(C)だったら・・・やはりやや問題かも。友人にはっきりと「私はこうゆうのは興味ないの。」と言うことができればいいのですが、言えるか言えないかは、この友人との親密度合いにもよります。10年以上の付き合いがある親友ならはっきり言えるかもしれませんが、あまり親密ではない職場の人や近所の人などならどうでしょう。その場はとりあえず話を合わせておくかもしれませんが、何度もこのミュージシャンの話をされたり、ファンになろう、と言われるとうんざりですね。つらくなってきます。
一番の問題はやはり、この人が(B)だった場合です。
仲良くしたいと思っている職場の人、近所の人が、いつもいつも「このミュージシャンは素晴らしいの!あのダンスも最高!今度カラオケに行ってあの曲を歌おうよ!」とか「今度、来日コンサートがあって、もうあなたも席を取ったのよ、絶対に行こうね。」みたいに言われたらどうでしょう?(C)のような「私はこうゆうのはあまり興味ないので・・・。」みたいな言い訳をして、それで相手が引き下がってくれればいいのですが、はやり(C)と同様に何度も言われるとだんだんこの友人に嫌悪感を持ってくるでしょう。嫌ってはいけないと思いながらも・・・。本当につらくなってきますね。
【立場3】
自分のまわりの人、知り合い全員がこの韓国のミュージシャンの曲が大好き、という状況の人
言うまでもなく(A)なら問題ないでしょう。(D)ならまわりの誰かに教えてもらえばいいのです。
問題はやはり(C)と(B)ですね。ここで一番問題なのは、自分の意見がまわりと違うと自分は間違っているのではないか、悪いことをしているのではないかと思い込んでしまうこと。本来は、ミュージシャンや曲の好みは全く本人の自由だと思いますので(前にも書きました)、間違いとか悪いとかはないはずです。でもまわりの人に「お前にはこのミュージシャンの素晴らしさ、面白さがわからいの?おかしいんじゃない?」と言われることもあるかもしれません。みんなにこのようなことを言われたら、その人は「自分はおかしいかも・・・」とつらくなってしまうでしょう。
最初に書いた『韓国のあるラップミュージシャンの曲が世界的にヒットしているらしいですが、日本でさっぱりだそうで。これについて、韓国では深い疑念の声、怒りがあがっているとのこと。』の状況はまさにこれですね。
(ただし、この例にはネガティブな解決法があります。それは「洗脳」です。マスコミがやっているらしいのですが、周りから「この韓国のミュージシャンの曲は素晴らしいんだ!」と言われ続けていると、そのように感じるようになる、という解決法です。)
さてさて、このようなつらい(B)や(C)の立場の人にあなたがなってしまったらどうでしょうか?
(A)の意見に「洗脳」されたら楽になれるかもしれません。でもそれはその人にとっていいことなのでしょうか?洗脳が解けたらつらくなるかもしれません。また洗脳されなかったらどうでしょう?
アルケミカルヒプノセラピーでは、このようなことを解消するサポートができます。
催眠で潜在意識とアクセスしやすい状態にはいり、解決の手立てを自分で探ることができます。セラピストは、ある一定の意見を押し付けず、あくまでクライアントによりそう形で、潜在意識へアクセスする案内役をします。クライアントの真の気持ちを表現してもらうように導き、現実的なそのクライアントが納得のいく解決策を一緒に探ります。
例えば、【立場1】の(B)の担当者だったとしたら、催眠状態で上司から言われた仕事についてどう感じるか、怒りや悲しみなどがあったらそれを表現してもらい、自分としては本当はどうしたいのか、を探ります。例えば、この時に「上司にきちんとこの韓国ミュージシャンの曲は日本ではヒットしない、その理由は□□だから。今の日本では〇〇のようなミュージシャンが有望です。」というこの担当者の真の思いが出てくれば、それを催眠状態で上司が目の前にいるようなイメージを持ちながら、自分の口で実際に言ってもらうのです。すると、そこで上司と意見交換会が始まったりします。上司の話を聞いていると(もちろん、催眠下ですから上司の話も自分の口を通してでてくるのですが)自分では気が付かなかったことがわかる可能性もあります。たとえば上司もその上の会社トップから言われただけで、あの韓国ミュージシャンが売れるとは思っていない、とか。そのようになったらさらに、この状況にどう対応したらいいのか、上司と一緒に催眠下で考えることもできます。すると自然に上司に対しての憤りも収まってきます。
この方法はかなり効果があります。普通に考えると、イメージの世界の上司にそんなことを言っても何にもならない、本物の上司に言ったわけではないから。」と思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
人間は魂レベル、エネルギーレベルではみんなつながっています。それは一種の超能力とも言えるかもしれません。イメージの上司に意見を言うのは、その力を使って上司とコミュニケーションをとっていることになります。本物の上司に直接、反対意見をいうとどうしてもトラブルになりがちですが、この方法だとトラブルは起きません。(上司がかなりの超能力者で、こちらが思っていることを逐一わかるような人でない限り、ですが)
それどころか、上司も次第に「この韓国のミュージシャンより〇〇の方が、今の日本では売れるかも」と思い始める可能性があります。または、上司がそのように自覚しなくても、この音楽会社や会社全体がこの韓国のミュージシャンへの関心を失っていく、ような状況になる可能性もでてきます。いずれにしても全体が良い方向で解決へと動いていきます。
この催眠状態の魂のコミュニケーションは、よく言われている「イメージすればそのようになる」という力を利用したものとかなり似ています。「念ずれば花ひらく」のような感じです。そして、潜在意識の状態でイメージした方が、普通の顕在意識でイメージするより、格段に効果があがります。力が強いのです。
実際に私のところへは、親子関係、兄弟関係、職場関係などで、例にあげたような「自分の意見が言えなくてつらい」「どうしてもまわりに理解してもらえずに苦しんでいる」等の相談をよく受けます。このように場合によってはヒプノセラピーという解決方法、手段もあるのです。
今回はちょっと回りくどく、人がある事象についてどう感じるか、それが回りの意見と反していたらどうするか、についてまとめました。人がこれだけまわりにたくさんいるのだから、意見がそれぞれ違うのは当たり前です。「私はこう思うのだから他人が何と言おうと関係ない。」(法や道徳に問題なければ、ですが。)と気にしない人ならいいでしょうが、社会で生活しているとなかなかそう言い切れないところもでてきますね。ここであげた解決方法はヒプノセラピーだけですが、他にも様々なやり方があるでしょう。
でも一つ言えることは、最後は自分の意見に正直に対応する、ということでしょうね。
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